今回の記事はZZR1100のフロントタイヤホイールの外し方についての記事です。
フロントフォークのオイル漏れが酷かったのでもう一台のZZR1100(部品取り車)から移植しました。
その時にフロントタイヤを外し方も記事にしたのですが
フロントタイヤの外し方だけを知りたい人もいるので単品の記事も書いてみることにします。
自分のバイクのタイヤを脱着できるようになればホイールのみの持ち込みタイヤ交換ができるので工賃の節約になります。
できればお店のプロの整備士にお願いするものです。
自分で足回りを行う際は確認に確認を怠らないように細心の注意を払ってください。
ZZR1100のフロントタイヤの外し方
まず、用意するものはこちら
- ジャッキアップ(車にあるやつ)
- 17mmヘキサゴンレンチ
- 六角レンチ(M4・M5)
- ペンチ
17mmヘキサゴンレンチは特殊工具になるのでホームセンターなどで調達する必要があります。
それでは、作業に取り掛かっていきます。
まずはブレーキキャリパーを外します。
12mmの六角を使って2箇所のボルトを緩めていきます。
ZZR1100は左右にブレーキがついているので反対側も忘れないように
外し終わったブレーキキャリパーはこんな感じでぶら下げておきます。
その場合はアクスルシャフトを抜いた後にガチャガチャ引っ張ると取りやすいです。
次はスピードメータのケーブルを外します。
ペンチで溝が切ってあるところを回してあげると簡単に抜けます。
タイヤを外す準備は整いました。
ここからいよいよタイヤを外していきます。
車体左側にあるアクスルシャフトを固定しているピンチボルトを緩めます。
(抜かなくて大丈夫です。緩めるだけで)
17mmヘキサゴンレンチでアクスルシャフトのカラーを緩めます。
結構固い場合があるので気合が必要です。
全体重をこめて回します。
緩まったらジャッキアップをかまして前輪タイヤを浮かせていきます。
この時フロントタイヤがギリギリ浮いているくらいにしておきます。
アクスルシャフトを抜く時のポイントになります。
ここまでできればあとはフロントタイヤ右側のピンチボルトを緩めて
左側からアクスルシャフトを押して右から抜けばタイヤがフリーになります。
あとはジャッキを上にどんどんあげてタイヤが抜き出せたらおしまい。
取り付ける時の注意点
バラすのは結構簡単なのでやり方さえわかっていれば難しいことはありません。
問題はバラした後から戻していくところです。
基本的にバラした手順の逆再生をすれば問題なのですが
ここでは注意点をお伝えしておきます。
スピードメーターケーブルがつながっていたスピードセンサーという部品
回転防止の凹凸があるのでフロントフォークと合わせながらハマる所で取り付けを行います。
もう一つはアクスルシャフトのカラーです。
右側にカラーが取り付けられているので忘れないように気をつけてください。
最後は各ボルトの締め込みトルクです。
できればトルクレンチを使って締め忘れのないように緩めたボルトを締め込んでください。
以上がZZR1100C型のフロントタイヤの外し方です。
足回りは自己責任で行ってくださいね。