年末になってきました。
みなさんは年末の挨拶に「良いお年を!」と言って最後に挨拶をしますよね?
僕も今年会うのが最後の人には「良いお年を!」と言って別れます。
でも、この「良いお年を」ってどんな意味なんだろ?
ふと疑問に思いました。
意味もわからずになんとなく年末の挨拶は「良いお年を」と言う認識だけで
実際にこの「良いお年を」にはどんな意味が隠されているのだろうか
年末に言うから今年のこと?
残りの数日を良い年にしてくださいと言う意味?
謎すぎるから調べてみよう!
「良いお年を」の意味は?実は続きの言葉があった!
年末に挨拶する「良いお年を」。
実は良いお年をの次にはまだ言葉がありました!
「良いお年を」の続きには「お迎えください」だそうです。
良いお年をお迎えくださいが省略されて「良いお年を」になっています。
では、「良いお年をお迎えください」とはどんな意味の言葉なんでしょうか?
言葉の意味を紐解いていくには歴史を遡ってみるのが一番!
「良いお年を」と言う言葉が使われ始めたのは江戸時代のようです。
江戸時代の買物は現在と少し違った仕組みで回っていました。
今の買い物はお金を払って品物やサービスを受け取るのが一般的です。
しかし、江戸時代は基本「ツケ」と言うもので買い物が行われていたようです。
商品の購入や飲食などの代金を、その場で支払わず、後日まとめて支払うことを意味する表現。
お店は台帳にツケをしっかり書き込んで管理していたみたいです。
ユウヤ
まとまったお金が入ったときに今までのツケをまとめて精算すると言うのが江戸時代の買物の様子です。
江戸時代に使われていた「良いお年を」と言う言葉は、
「今年のツケは年内にしっかり精算してスッキリした心持ちで良い年を迎えよう」
と言うのが「良いお年を」が使われた始まりなんだそうです。
と言うことは、現代で言う「良いお年を」の意味は
「今年一年お疲れ様!来年はもっといい年を迎えてくださいね」
と言うことになりますね。
確かにこの意味だと年末の挨拶としてはしっくりきます。
なるほどなるほど
意味がわかれば、意味不明に使っていた「良いお年を」じゃなくて、気持ちが入った「良いお年を」が言えますね。
この「良いお年をお過ごしください」は、「忙しい年末ですが心残りのないいい年にしてください」と言う意味だそうです。
だけど、一般的にはお迎えくださいの方で使われています。その人の状況に応じて使い分けるのもありかもしれませんね。
「良いお年を」はいつぐらいから使う挨拶?
良いお年をは年末や年の瀬に使われるようになってくる挨拶なので
厳密にこの日から「良いお年を」使おう!と言うのはないようです。
僕の感覚なんですけど、クリスマスが終わったあたりから年末の雰囲気がしてくるから
26日以降で今年会うのが最後そうだなぁと言う人に使えばいいのではないかと思います。
みんな!良いお年を!
良いお年をの言葉の意味は腑に落ちましたか?
僕は、ずっしり腑に落ちました。
「良いお年をお迎えください」⇨「今年一年お疲れ様!来年はもっといい年を迎えてくださいね」
年末にふさわしい挨拶ですね。
ちなみにビジネスシーンでは、良い年をお迎えくださいと略さずに行った方が印象がいいですね。
会社の上司やお客さんに挨拶する時や良いお年をと言われた時は「良いお年をお過ごしください」と行った方がスマートな印象です。
それでは、今回の記事はここまでです。
みなさん!良いお年をお迎えください!