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突然訪れる!?バイクの冷却ファンが回らない時の解決方法

先日実際に起こったトラブルのことです。

8月下旬という真夏の太陽がジリジリと降り注ぎ

アスファルトをこんがり焼き上げている今日のこと

私用で出かける必要があったので愛車のZZR1100にまたがって交通量の多い道路を走行していました。

昼過ぎということもあってところどころの交差点で渋滞が発生していた。

当然僕もその渋滞にハマって上手くすり抜けもできずに大人しく流れるのを待っていました。

真夏のZZRは信号2回以上の渋滞にはまるとエンジンの熱がガンガン上がってあっという間に水温が沸騰する温度まで上昇します。

ZZR1100の場合冷却ファン(ラジエーターファンともいう)が回る温度は冷却水の温度が93℃-103℃となっています。

つまり、本来なら渋滞によって同じ信号に2回以上ハマると問答無用に冷却ファンが回るということです。

しかし、この時の僕のZZR1100のファンは一向に回る気配をみせません。

不思議に思った僕はメーター横にある水温計を確認したところレッドゾーン一歩手前に針が来ていた。

ヤバイ!と思った僕はすかさず路肩にバイクを寄せてエンジンを緊急停止

エンジンを切ると今までエンジン音でかき消されていた音が聞こえてきた。

ボコボコボコ・・・・

冷却水がラジエーター内で沸騰している音だ

明らかに異常です。

どうやら何らかの理由で冷却ファンが回らなくなってしまったようだ。

とりあえずこのままエンジンをかけて渋滞にハマってしまうとオーバーヒートを起こしてしまい

僕のZZRがお亡くなりになってしまう

一旦冷ますことも兼ねて車が流れている道路まで押して歩きました。

その後水温計を気にしながらササっと用事を済ませて帰宅しました。

ここまでが今回僕が体験したトラブル事象です。

次の章から具体的な対策方法と僕のZZRは何が原因だったのかをお伝えしていきます。

愛車のファンが回っていなくて困っているあなたのお役に立てる内容になっているのでお役立ていただければ幸いです。

冷却ファンが回る仕組みについて

本題に入る前に冷却ファンの仕組みについて解説しておきます。

さっさと対処方法が知りたい方はこの章は読み飛ばしていただき次の章へ進んでください

次の章へ

冷却ファンは渋滞時やアイドリングといったエンジンの熱が走行風によって放熱しない時に人工的に風を作り出してエンジンの熱を下げる役割があります。

つまりエンジンの熱及び冷却水の温度が設定された温度に冷却水が達したときにファンが稼動する仕組みになっています

具体的に見ていくと

エンジンの熱が上昇 エンジンの熱を冷やすための冷却水の温度が上昇 設定された温度をサーモスイッチが感知 冷却ファンを稼動するための電力ON 冷却ファン稼動開始 設定された温度以下まで冷却されると冷却ファンがOFFになる

という仕組みになっている

バイクの冷却ファンが回らない時の原因について

それでは、バイクのファンが回らない時はバイクに一体どんな原因があるのか?

前の章で冷却ファンが回る仕組みについてお伝えしました。

この仕組みに関連するものが冷却ファンが回らない原因となります。

考えられる原因
  • ファン本体の故障
  • サーモスイッチ(温度センサー)の故障
  • カプラーの接続不具合
  • 電気回路の不具合
  • 冷却水の不足

以上が冷却ファンが回らない時に考えられる原因です。

これらを一つ一つ確認していけば原因の特定ができます。

バイクの冷却ファンが回らない時のトラブルシューティング

それでは原因を特定するためのトラブルシューティングをお伝えしていきます。

まずは簡単なものから確認していきます。

トラブルシューティング1:冷却水の確認

ラジエーターキャップを開けて冷却水の状態を確認してください。

量が蒸発して足りていないとそもそも温度を感知できないです。

他にも錆が浮いていたり、古くないかなどを確認します。

冷却水を最後にいつ変えたかわからないなら交換することをお勧めします。


トラブルシューティング2:カプラーの接続不具合

サーモスイッチやファン本体につながっている配線を確認してみます。

もしかしたらカプラーが外れていたりしているだけかもしれません

冷却ファンのカプラーも要確認です。

トラブルシューティング3:サーモスイッチの交換

ここからは実際に部品を交換していく必要が出てきます。

まず故障を疑うべき部品はサーモスイッチです。

この部品がラジエーター内の冷却水の温度を感知してファンのスイッチをON/OFFしてくれます。

5,000円前後の部品なので交換してファンが回るかどうか確認してみてください。

トラブルシューティング4:ファン本体の故障

そもそもファン本体自体が故障している可能性もあります。

ファンのモーターが死んでいたり、断線していたりしている場合があります。

新しいバイクなら修理を検討してもいいけど

もし古いバイクなら交換した方が手っ取り早いし簡単に終わります。

サーモスイッチを交換してもファンが回らなかったらファンの故障大です。

トラブルシューティング5:電気回路の不具合

これはあまり考えたくないのですが

メインハーネス内での断線です。

メインハーネスはバイク全体に張り巡らされている電線です。

バッテリーからの電力を各パーツに電力を届けています。

何らかの原因でファンを回す部分の回路が断線して動かないということです。

電気配線系は時間とお金がかかります。

ショップに相談してどうするか検討してみてください。

よっぽど無いと思いますが古いバイクにはもしかしてあるかも・・・

僕の原因はサーモスイッチの故障だった / 交換方法

今回の僕の場合は、サーモスイッチが原因でファンが回りませんでした。

サーモスイッチを交換したら何事も無かったようにファンが普通に回るようになりました。

サーモスイッチの交換はとても簡単でモンキーがあればすぐにできます。

STEP.1
冷却水を全部抜きます。※しっかり冷ました状態じゃないと火傷します。
STEP.2
モンキーでサーモスイッチを外します。
STEP.3
新しいサーモスイッチを取り付ける。(部品取り車両から拝借)

STEP.4
カプラーをしっかり接続して、冷却水をしれます。

 

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